Thu.

3度の留学、1年半の海外生活を経て今思うこと。

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どうも、久しぶりの更新です。
最近はウィーン大学での留学のラストパートで、積極的に友達誘って遊んだり、世界の色々なとこから友達が来てくれたり、farewell party開いて60人くらいホストしたりでばたばたしてました。

まぁそんなこんなでウィーンでの4ヶ月間が終わって日本に戻って来ました。
鉄は熱いうちに打てってことで、さくっとウィーンでの留学生活を振り返ってみようと思います。去年の2月から約1年半海外をふらふらしてて、ちょくちょく日本に帰ってきてはいたものの日本に落ち着くのは1年半ぶり。ってことで去年からのことも振り返りつつ書いていけたらと思います。

そもそもの目標
一応ウィーンに行く前に、留学の目標というものを立ててました。ウィーンでは主に3つ。1)旅すること。せっかく国と国が繋がってるヨーロッパに行くのだから、めちゃ旅してやろうと思った。2)そうして経験したことを発信すること。今してるみたいに、blog書いたりってことですね。3)ドイツ語。幼少期に2年間ドイツに住んでいて話せていたのだけれど、それからノータッチで話せなくて勿体無いなと思ってたので、ドイツ語をもっかい勉強しようと。勿論沢山友達出来たらいいなとかは思ってましたけど。メインはその3つでした。

で、どうだったか。
項目に分けて振り返ってみる。

1, 旅
すごくした。うんめっちゃした。目標達成。ウィーンに来る前にちょっとドイツにいて旅行していたのも入れると18カ国ほど。自己満なのを重々承知して書いてみると、ドイツ・オーストリア・ハンガリー・チェコ・クロアチア・ボスニア・スロバキア・ルーマニア・ポーランド・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・イギリス・アイルランド・エストニア・ラトビア・リトアニア・ロシア。ちなみにお気に入りはエストニアとボスニア。理由はまたそのうち。基本的に授業が火木だけだったので金曜から月曜は基本旅行してました。結局ウィーンでの4ヶ月(実際には3ヶ月半)の中で半分もウィーンにおらず、ドイツ語の語学学校のクラスメイトには最終日に「えっ大学生だったの?」と言われる始末。
いつも旅をしてて良いなあと思うことが2つある。一つは友人に再会したり、旅先で新しい人と知り合ったり、出会いに溢れていること。やっぱ人と話して色々な経験を共有したり議論する時が一番楽しい。もう一つはその地の概観をつかめること。勿論数日いたくらいでその国の何が分かるんだ、というのはその通りなわけで。特に僕は1つの国とか場所に2−3日しか無いのでまさにそうなんだけど、やはり人づたいに聞いたり本で読んだりした2次情報と、自分で実際に足を運んでみて得られる一次情報は違う。かなり違う。 街の景色は勿論のこと、交通システム、住んでる人種、匂いや雰囲気。なんてことない情景の一つが心に残っていて、そこからその国に対してのイメージが出来て行ったりする。街を歩いていて街自体やそこに生きる人々を見るのは非常に興味深くて、それは実際に自分で足を運んでみたない触れることのできないリアルだと思う。面白いのはやっぱり隣の国でも違っていること。主観的であることを恐れず例を挙げてみると、例えばデンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドというのは北欧として一つにされることが多いけれどフィンランドだけは言語が全然違って、他の3カ国の人からするとちょっとよそ者の様な扱いになっていること。フィンランドはルーツ的にはむしろエストニアの方が近い。今はノルウェーの方が豊かであるが、スウェーデンには元々スウェーデンの一部であったノルウェーを見下している人もいること。ハンガリーとルーマニアはトランシルヴァニア地方と言う地(今はルーマニア領)を取り合っていること。そしてトランシルヴァニア地方としては独自に独立したがっていること。ハンガリーとポーランドは非常に仲が良いこと。逆にポーランドとスロバキア、リトアニア等は衝突があること。エストニア・ラトビア・リトアニアはバルト三国としてまとめられることは多いけれどどこも言語は違ってて、エストニアはその中でも豊かなこともあり自身をむしろ北欧の一部と定義したがったりしていること。勝手にイギリス人の若者は気品があるものと思っていたけどむしろ騒がしいおてんば娘の様な子達が多いこと(批判してるわけでなく)。バルカン半島のボスニア・クロアチア・セルビア・マケドニアといった国は文字は違うことがあってもほとんど同じで、お互いに理解できる言語であること。などなど。
初めに断ったようにこれは僕の主観の域を出ないし、知ってるからなんだということなのだけど、自分としては頭の中の白地図が埋まってきて世界が繋がっていることを実感し、その地のリアルを感じその白地図に色がついていく感覚が心地良い。特に僕は基本的にその地にいる友達に頼りまくるというぬるま湯スタイルなので(ゆとり世代なもんで)、その友人を質問責めにして、その地のローカルがどういうことを良い/悪いと思っていて問題意識を持っているか等を追おうとするのでよりvividに見えてくる。また僕は厚かましいのでホステルが一緒で1時間話した、飛行機で隣だった、友達の友達とか、そういうのお構いなしに連絡とってお世話になりまくる。そして実際に訪ねて行くと、本当に皆良くしてくれる。宿代が浮くということだけでなくて(それは結構どうでも良い)、その地の本当に良いもの(食事/景観)に触れることができ、そして何よりも先の様にローカルの人々の思考に触れる事ができる。例えばエストニアがお気に入りの国であるのは、街自体が綺麗だったというのもあるけれど、それより案内してくれたエストニア人の子がエストニアの歴史を色々と話してくれて、例えば実際に自分のおじいさんはシベリアに送られて帰ってくることは無かった(エストニアはソ連に支配されていた)とか、ソ連支配下時代には普通の本を1冊買う度にレーニンの本を買わなくては行けなかったという様なリアルな話を聞いて、それを耐えてきたエストニアの人々の強さを感じたから。(参考記事:エストニアに行ってきた) まぁ案内してくれた子が超美人だったのもあるのかもしれないけれど。(・・) あとこういう時、英語は出来た方が良いなと思う。日本人バックパッカーの人は結構いて、非常にはユニークな方々が多いので彼らと話しているだけでも楽しいし、宿が一緒になったガイジンと飲んでわーっとしてて楽しそうだなと思うのだけれど、英語が話せてもっと、人生の話とか議論が出来ると、より幅のある人生のサンプルに触れる事ができて、旅はもっともっと楽しくなると思う。
やや話がそれました。こうして旅(と事前の予習)を通して、その地の見識を深めるのは勿論なのだけど、それよりも旅の効用として挙げたいのは、一度訪れることで自分の中に、その国に関してアンテナの様なものが出来ること。予習なんて偉そうに書いたけど個人的にはギリギリになって大してしてないことがほとんど。けれど一度その地を訪れると、何か目のはしで目にしたことが気になって後で調べてみたり、本を読んでみたり、ニュースでその国が出てきたらすっと耳に入ってきたりする。あとヨーロッパ47カ国(数は定義にもよる)の位置を把握したり。 自分の目にしたミクロな知識とマクロな知識が混ざってく感じはやっぱり旅をしてこその感覚だと思う。この1年半で国際関係への興味が非常に高まってきた。院に行きたいと思うこともあるくらい。まぁまだ若干21歳で働いた経験も無いのでそれが将来どう繋がってくは未知数なのだけど、たまに外国人と話してて彼らの国に行ったこと、見たことを話すと気に入られて仲良くなってビールを奢ってもらえたりすることがある(特にあまり観光客が多くない地の人)ので現時点でもある程度ベネフィットはあるのかなと思う。



2, 発信
なんか書いてたら熱が入ってしまって一つ目の目標に対する評価が長くなってしまったのだけれど、目標の2つ目、発信すること。環境と機会に恵まれて色々な経験をさせてもらったのだから、少しでも発信しなくちゃなという思いから昨年2月から始めたBlog。ヨーロッパにいる間もちょくちょく書いてはいました。ある程度は出来たかなと思う。ただラリアにいた頃と比べると、旅ばかりしてたのもあり定期的に更新することは出来なかった。書きかけは割とあるのだけど。笑 やっぱなんかふっとインスピレーションが湧いた時にさくっと書かないとダメですねこういうのは。ウィーンにいた時に書きたかったことはちょこちょこあるので、またこれから思い出しつつ書いてきたいと思います。

あと必ずしもウィーンでの経験に関することではないけれど、世界に散らばってる京大生の視点や生き方をつなぐプラットフォームを立ち上げました。linKといいいます。基本的には海外に出ているor出た、ユニークな視点や生き方を持つ京大生を取材して記事にして公開しています。ただ自分としては単なるインタビューサイトで終わりたく無いと考えています。人が繋がっていく(linkしていく)プラットフォームになれば良いなと。読んですごいな、と終わらないで、本当に興味が出れば会ってみるとか(そのためになるべくコンタクトを載せています)。「日本の大学生は海外に出ない」という様なことが言われたりしていて、それはある程度真実なのかなとは思う。ただ2年半の京大生活で、色々な手段で海外に出てユニークな生き方をしているちょっと (良い意味で) ヘンな京大生を見てきた。学部・年齢に関わらず。例えばベルギーでの交換留学の間に1日で1000人の集客/100万円の利益を上げるイベントを開いた現役学部生や、理学部OBの方で官庁を経て現在国際機関のウィーン本部で働かれている方などなど。そういった方々と話をさせてもらう度に、自分の視点が広がっていくのを感じた。けど案外その生き方は知られてなかったり。僕の友人間のみでもそう感じた。だからそうしたユニークな京大生の生き方・視点をもっとシェアしてくことは価値を生むのでないかと。「そんな選択肢・生き方もあるのか」という新鮮な驚きは、全ての人でないとしても、誰かの新たな行動に結びつくと信じている。どの分野で何をしていくのかというのは人によって違うだろうけど、想いの部分は共有できるものがあるのでないか。実際に活動するフィールド・分野は人それぞれ全然違っても、多くの人が想いを共有して動いていけば、日本は、世界はもう少し良い方向に動いていく、かもねと。人間1人で出来ることは限られてますから。根本にあるのはそんな想いです。
ちなみに京大生にフォーカスしているのはやっぱり自分が京大が大好きだから。アプローチしたいのは京大に限らないんですが。でも大きなことをしたいと思ってもやはりベースは必要だと思うし、まずは足元の京都・京大から始めてみようと。より身近に一歩踏み出していることを知るのは焦り・モチベーションに繋がると思うし。あと最初に書いたように、読んで終わりでなくて、そこから人が繋がっていったら嬉しいなと。今の時代、SNSをたどれば共通の友人が沢山いたり共通点が色々とあったりするでしょうから。そういう意味でのlinKです。
京大、ということに関して言うと、正直自分自身留学したり、またCambridgeやHarvardといったtop-tireの大学の学生と話す中で、どうして高校から直接海外の大学へ、少なともトライしなかったのかと悔やんだことは数え切れないほど。けれど今はやっぱり京大に来てよかった、これで良かったと思っています。問題が無いとは言わない、むしろ沢山あると思いますけども。ただ最近の何が何でも海外の大学が良い、海外大生はすごい、というのは違うと思う。物事には良い面と悪い面がある。当然だけどアホな人はアホだし、先のtop-tireの大学の学生と比較しても自分が全てにおいて劣ってる、敵わないとは思わなかった(ただこいつはヤバ過ぎる、という人はちょくちょくいる)。自分がアプローチしたいのは日本、そして日本人ですから。そういう意味で、日本の初等・中等・高等教育を受けてきて、その良い面と悪い面を感じ、またその過程で多くの人を視てこれて良かったと思います。


3, ドイツ語
これに関しては、まだまだだなと思う。ホームステイをしていたこともあり、ドイツ語で話す機会は多かったけれど、話すのばかりで机の上での勉強にあまり時間を割けなかったので単語知らないし文法もたどたどしい。ただあっちで友達が沢山できて、彼らとドイツ語できちんと話せるようになりたいとは思うのでモチベはかなり上がった。後期は授業でもとろうかなと思っています。


あと思ったこと
友達作るのがうまくなった?
留学生の友達というのは日本にいた時もいたけれど、そういった日本が好きで来てる人たちと普通に外国人の人というのはちょっと違ったりする。日本にいる人の場合は好きで来てる人が多いから歩み寄りが簡単。それに比べると、一般の人だと、母国語でない言語でまず自分に興味を持ってもらうとこから始めなきゃいけないから大変だなと、特にオーストラリアに留学していた初めの頃思った。1年経て、色々な国/タイプの人に触れてきてそういうのに慣れてきた。対人感覚というのかなあ、語学力とはまたちょっと別にあるもの。日本人だし、アジア人だし、の様な感じであった引き気味な姿勢が無くなってきた気がする。
後はウィーンでは、オーストラリアにいた時によく感じていた、アジア人とヨーロッパ人の壁というのをあまり感じなかった。(参考記事:欧米人とアジア人の壁はあるか) オーストラリアにいた時はparty等開くとき、アジア人とヨーロッパ人の配分みたいなのをすごく気にしていたけれど、ウィーンではそれほど気にならなかった。自分のfarewell partyも、みんなごっちゃで60人くらい来てくれてわいわいしていた。勿論それぞれの人次第なんだろうけど、こっちの風土もあるのかなと思う。自分の中で、その壁を越えられた様な気がして、すごく嬉しかった。

英語もっと頑張らないと。
何度か書いたことがあるように、メルボルン・ウィーンと経て英語力には自信がついてきた。言いたいことは言えるし、英語が母国語でない人と話をする時は、基本的に自分の方ができるだろうという思い込みもついた。けれど、そう思ってもっと英語に触れる様になってから、自分が達したい思う英語力のレベルにはまだまだ努力が必要だと気づいた。 例えば(当然ではあるのだけど)一つのことを言うのにも言い方というのは何通りもある。こうして日本語でブログを書いてる時も、何通りもある書き方・単語のうちから伝わり方を考えて言葉を選んでいるわけで。たしかに言いたいことは言えるのだけど、自分の英語のボキャブラリーや言い方って中学生かそれ以下のレベルかもなと。ほんと情けないくらいボキャ貧だなと。自分の昔のfacebookへの投稿を見ていても恥ずかしくなることがよくある。ビジネス等であれば何とかなるかもしれないけれど、自分はこうやって書くことが好きで、英語でもちょくちょくブログ書きたいなあと思うのでボキャブラリーがもっと必要だなと。そう思ってから英語での記事や本を読んだり、何かを書くときによく英英辞書で類語を調べる様になった。まーとりま実践あるのみってことで英語版guysbe. もちょくちょく更新していく予定なのでどうぞよろしくお願いします。
結局自分が英語で何をしたいかなのだと思う。ただ文書を読みたいだけだったら話す能力は全くいらないかもしれないし、話したいだけだったら書く能力はそんなにいらないかもしれない。言語学習は大きなコストであることは確かなのだから、やみくもに「英語やんなきゃ!」と焦るのでなくて、そもそもどうして英語が必要なのか、英語で何をしたいのかを自分の中で明確化することが大切なんじゃないかなと思う。


パブリックセクターへの興味
もともとビジネスに興味があって、そうしたことに関連した活動をしたり、留学先ではビジネスの学部に入って勉強していたので、自分は当然の様に民間企業に入ってやってくものだと思っていた。けれどこうして海外をふらふらしていた期間に官庁や国際機関の方とお話させて頂く機会があって、国家単位で、より公共的なな視点で世界を見ている彼らが、素直にかっこ良いと思った。必ずしもその名前からイメージする様な華やかな仕事では無いのだろうなとは思う。けれど同時に、そっちに行かないと見えない景色があるのだろうなと。また上にも少し書いたように旅を通して国際関係に興味が出てきたのも理由の一つ。まだこれからのキャリアをどうしていこうかというのははっきりとしていないけれど、官と民。織り交ぜてこれから道を歩んでいけないかなと考え中。


おわりに
久しぶりに書いていたら、何だか思いが溢れてきていつの間にかいつもの倍以上の6000字を越えてた。つらつらと書いているので読みにくくて申し訳ありません。そしてここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
1年半を経てのまた日本での生活、何だかまだ現実感がないけれど、こうして留学等の機会に恵まれて色々試行錯誤したことを忘れず、そして日常の中でも旅しているようなワクワク感を持ちながら過ごして行きたいと思います。とりま卒業までに日本国内大体周ってみたいなあ。チャリで。ちょうど海外の友人が沢山日本に留学来たりもするので、所属人種ごっちゃで100人くらいで富士山登ったら楽しそうだなーとか色々考え中。
何か面白そうなことあったら教えて下さいねー国内(あとアジアくらい)だったら基本どこでもかけつけますんで。


おーわり



宣伝
7/3、京大で今まで色々海外に出てきた経験に関して話をさせて頂きます。AIESEC京都大学委員会が主催している”海外フェア”というイベントで、色々な手段で海外に出た人が来てその経験を話すみたいです。僕みたいなふらふらしてる人と違って色々やってきた人が来て面白い話をしてくれると思うので是非。
facebookイベントページ : 海外フェア2013夏〜世界へ飛び出せ!〜
多分↑からリンク飛んだら詳細とか参加表明とか出来ると思うんですがもし興味あるけどうまくいかんって方がいましたらtwitter(@708_u)にリプ飛ばすとか←のメールフォームなんかから連絡ください。

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21:11 | タワゴト_海外 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑
上村直也の履歴書。 | top | 英語が母国語じゃなくて良かった。

Comments

# さっそく読んだぞ^^
なおやとは少ししか絡めてないけど
その姿を見て本当に尊敬してるよっ

巧みに外国語を話し
日本人っぽくないオープンな姿勢に
みんな惹かれたんだと思う
オレもその一人

また飲もう
んで
またぐだぐだしよう!!

お疲れ様^^
by: なおき | 2013/06/21 02:08 | URL [編集] | page top↑
#
なおきさん、こちらこそお会いできてよかったです!
また日本でお会いしましょうね :)
広島行きます!

特にこの前の肉はありがとうございました〜笑
by: Nao | 2013/06/21 04:13 | URL [編集] | page top↑
# Comment is pending approval.
Comment is pending blog author's approval.
by: | 2014/03/22 07:01 | URL [編集] | page top↑

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