Thu.

Skype発祥の地、IT大国エストニアに行ってきた。

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(首都タリンの町並み一望)

エストニアに行ってきました。
正直期間としては2日しか滞在していないので、僕の感じたことは旅行者としての表面的な感じた方の域を出ないと思うのですが、まあそれでも行かんと分からんことも多いやろってことで訪れてみて感じたことをつらつらと書いてみます。

eストニア
エストニアは人口130万人程度しかなくヨーロッパの中で最も人口の少ない国の一つ。ソ連からの独立以来積極的に政治・経済面での改革を推進。近年ITに力を入れている国で、ご存知Skypeもエストニア発祥。15歳以上の全国民・永住者に本人確認やオンライン認証,電子署名が可能な国民IDカードが配布されている。また2007年から世界初の議会選挙の電子投票も始まっている。それゆえ「eストニア」と言われることも。NATOサイバー防衛センターもエストニアにあります。ちなみに電子投票が行われてるということで投票率はかなり高いのかなと思ったのだけどエストニア人の友人によるとそこまで高いわけでなく、60%前後だとか。ただ若者は選挙への参加に積極的らしい。街中はどこ行ってもフリーのwifiがあり、非常に快適。IMFから収入の多い国の一つにも認定されており、たしかに物価も高かった。まぁ今回は東欧から来たのでそれ特に感じたのだけれど。実感だと日本と同じくらいかちょっと安いくらい。財政赤字もかなり少なく、成長著しい国の一つです。
(参考:またの名を「eストニア」バルトの小国はEU期待の星, 外務省:バルト三国と日本)


ソビエト支配の軌跡
エストニアは1960-1989年までソビエト連邦に支配されてました。1989なんて言ったらつい25年前ですね。今回の旅ではルーマニア・ポーランドと、共にソビエトに支配された過去のある国をはじめに周って、共産主義時代の均一で質素な建物等、その過去を感じさせられたのですがエストニアはそれをより強く感じました。実際に地理的に近いというのもあると思うけれど、それ以前に案内してくれたエストニア人の友達から生々しい話を聞いたというのが大きいかなと思う。
彼女のひいおじいさんはソ連に対する反乱に参加して、階級も高かったため戦争が終わりエストニアが負けた後ロシアのどこかもわからないとこへ連れて行かれ、二度と帰ってくることは無かったという。おばあさんは比較的裕福な家庭だったため、シベリアに飛ばされた。運良くおばあさんはエストニアに戻ってくることができたそうだけど、シベリアには生まれたばかりの赤ん坊も送られ、その多くは行き着く途中に寒さと飢えで亡くなったとか。彼女の両親もソ連配下の際に学校に通って、ロシア語の勉強を強要されたり、ソ連の歴史について学ばされたりしていた。本屋に行って本を買う時は、必ずレーニンの本も一緒に買わなくてはならないという制度まであったとか。KGV(ロシア諜報部)に対する恐怖にさらされ、ソ連に対して批判をすれば逮捕・監獄に送られる。
自分が生まれたのはソ連崩壊の後だけれど、こんなことが数十年前まで続いていたという事実がリアルに理解され、自分にとっては衝撃だった。やっぱただ知ってるのとその先の理解は違う。そしてさらに、こういった痛々しい歴史、しかも自分の家族も関わっている様な話を淡々と話していた彼女の様子が印象的だった。時折ジョークも織り交ぜ話す彼女に、少しバイアスがかかっているかもしれないけれど、精神的な強さを感じた。なんだろう、歴史的に様々な国からの侵略に耐えてきた忍耐強さ、そして新しい方向に向かって国を良くしていきたいという愛国心? エストニアは愛国心の強い人が多いそう。自国の歴史や文化をスラスラと語り、何を聞いても答えてくれる彼女を見ていて、これこそが本当の意味での愛国心だよなと思った。自分も常々日本が好きだとか日本のために貢献したいとか言っているけれど、日本について突っ込んだ質問をされた時にきちんと答えられるかどうかは大きな疑問。最近少しずつ興味を持ち学ぶようにはしていたけれど、もっと日本の歴史、特に近現代史くらい知らなくてはと改めて痛感。


町並み
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首都タリンの港。海の向こうはフィンランド。

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タリン2枚目。落ち着いた町並み。

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第2の都市タルトゥ。家がカラフル。

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定義の範囲にもよるけど北欧で2番に古い大学だという名門タルトゥ大学。りっぱ


タリンもタルトゥもこぢんまりして落ち着いた街でした。観光スポットが沢山あるわけではないけれど、個人的にはお気に入りの国の一つ。今回エストニア人の友人が案内してくれたのが大きいかな。現地に友達が一人でもいると、より深い話、リアルな話が聞けてその国への思い入れが全然変わってくる。結局は人を通して国を見ることが多いですよね。ひたすらにフレンドリーというよりは落ち着いていて、勤勉な様子が好印象でした。あとヨーロッパにしては珍しく、挨拶としてハグとかあまりしないらしい。人前でイチャイチャするのもあんま無いって言ってた。なんだか親近感。
また来たいな、エストニア。



おーわり
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17:27 | trip_Europe | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Mon.

Plitvice/世界で一番美しい湖、プリトヴィツェ湖群国立公園に行ったら閉まってた。

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どーもこんにちは
今回は旅行記ということで写真ばんばん使ってきます。

死ぬまでに一度は訪れたい世界の名所29ヶ所という記事を読み
どうも世界で一番美しい湖がクロアチアにあるということで、居ても立ってもいられなくなり、行って参りました。

それが、こちら。(ネットから拾ってきた)
Plitvice 15


うおおおおおおおおお
となりウィーンから夜行バスを走らせ首都ザグレブまで行き、そっからローカルのバスに乗ってプリトヴィツェ湖群国立公園へ。

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こちらのバス。朝は5:45と7:30の便があるが、可能であれば5:45がおすすめ。
自分が乗った5:45のバスはガラガラだったが、7:30のバスは平日なのにかなり混んでいたらしい。
なんでも結構色々な所に止まるので、ローカルの人が一杯乗ってるみたい。

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首都ザグレブ→国立公園まで93クーナ(=1500円)。大体2時間半くらい。
物価にしては少し高いなという印象。まぁこんなもんか。

夜行で来てそのままバスに乗ったのでバスで爆睡。
あやうく降り過ごしかけましたが運転手のおっさんが起こしてくれました(良い人)

何はともあれ公園に着き、高まるテンション。

緑!
\^^/

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みどり!
ミドリ!

.......

いや、凍ってるやんけwww
しかも軽く凍ってるレベルでなく青キジのおっさんのアイス・エイジレベル。
湖面は全く見えないし、従って緑の「み」の字もありません。


同じく呆然としていた日本人観光客のガイドブックを借りると、
「定休日は無いが、積雪の状況により閉鎖」
とのこと。
チケット売り場は見事に閉まってました。

いや、積雪の状況ってアバウトすぎるやろw
webサイトにも何も書いてなかったし。
ほんとこれだから外人は..ほんまそういうとこやで。

と言っても何も起こらないので、失望というより呆然としとにかく下流に向かって歩いてみる。
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おみやげ屋、ガラガラ☆

いや、これはこれで楽しいよね、こんなに凍ってる湖とか中々見れないし、雪合戦とかできるし!

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必死で色々やって楽しんでるふりをするの図。

....
......
.........

いや、なんか違う。てか寒すぎる。
お互いポジティブに考えようとしていた友人とも口数減り、いやなにしてんだろ俺..
となってきた頃に国立公園で働いているという生物学者の一団に遭遇。

僕「いやせっかくクロアチア来たのに何か閉鎖とか言ってさげぽよなんですけど..」
学者「あたしはここで6年働いているけどこの時期が一番好きよ」
僕「(嫌味?)」
学者「上流の方に行けば凍ってないわよ。それに今の時期は水が多くて滝が綺麗」
僕「いやでもチケットカウンター閉まってたんすけど」
学者「あら、だったら今日は入場料無料ってことじゃない」
僕「!!」

クロアチア人、最高!
と勝手に自分の中でクロアチア人の評価がだだ上がりし、そのまま意気揚々と上流の方へ戻る。
「道の雪がすごいけど頑張ってね」
というのは聞こえないフリをした。
いや道があるならいけるやろ、雪とかまじLOVE。

と思って進んでたら以下の通り。
しかもこれ、1mは積もってます。
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いやここまで来て戻れるか!
と友人共に一念発起し、雪の中をずぼずぼはまりながら歩くこと2時間あまり。

途中まではおそらく先ほどの学者の方々のと思われる足あとを追っていたのだけれど
途中でなんだか足が大きくなったようです。
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てか、熊じゃね?
とビクビクし、途中何かうなり声のようなものも聞こえたような気がして生きた心地がしませんでしたが何とかたどり着きました。
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うおおおおおおおお!緑いいいいいいい!!!!

*ここからは写真でお楽しみください
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ちなみに一番上の写真もその時撮ったものです。

普通にハイキングしても6時間というのはかなりの道だと思うのですが、さらにその上に雪があって、それをくぐり抜けてきてのこの風景は格別。しかも普段は観光客でごった返すというこの場所、今回は僕と友人、それに現地で会った日本人の方の3人で完全に独占させてもらいました(ドヤッ

冬の間は微生物の活動が停滞するため上のネットで拾ってきた写真とはやや違いましたが、それでも本当に美しかった。
学者の方が言っていた様に、滝の勢いは本当にすごくかった(ここ6年間で一番多いとか)。そして静かだった。

雪の中のハイキングは非常におすすめしませんが(というかシーズンを見極めろって話ですがてへぺろ)
オフシーズンにしか都合が合わないという人にもおすすめです。
というか後から知ったんですがもっと下流に行ってればもう一つのチケット売り場があり、そちらは正規料金の半額払って、そんなに苦労せずに見れたらしい。
いやしかし本当に良い経験でした。
またいつか、夏に来たいなー!

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この後では凍ってる湖も愛らしく見えてきます。(この後氷割れて体半分くらい湖落ちた)


......


おまけ:首都ザグレブ
ザグレブは色々な人のブログでもそんなに時間いらないということだったので3時間くらいだけ歩いて通過したのですが、中世の町並みが残るこぢんまりした街で個人的には結構好きでした。

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↑世界一短い(らしい)ケーブルカー。横に階段があってみんな普通にそっち使ってます。

街を歩いていると↓の様な家もあって、先進国というよりは途上国に近い印象だった。
ローカルの人とそんなに話したわけではないけれど、素朴な人が多く落ち着いた印象。
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途上国特有のフレンドリーさ等はすごく好き。

クロアチアは2013年7月の28カ国目としてEU加盟が予定されている。
まだまだ発展の余地はありそう。



おわり!








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18:00 | trip_Europe | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Sat.

Feel the greatness of the nature--Aggtelek national park, Hungary

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I went to Aggtelek National Park the other day.
It is a cave that exist between the border of Hungary and Slovakia, which means there are Hungary side and Slovakia side.
This time I visited the Hungary side.
I randomly found picture of this cave on the internet, and was really beautiful so I decided to visit there. Even this cave is one of the world heritage sites, it is not so famous place yet. Some of my Hungary friends even didn’t know that. But it was definitely great experience, and I strongly recommend you to visit there if you like nature.

You can get there by bus from Budapest, the capital of Hungary.
It takes about 5hours to get there. It cost you 4000HUF(=13€) one way.
I don’t know why, but only on the back way, you can get student discount(half price, you need international student ID or student ID of educational institution in EU).
You can check the timetable of the bus in this website.


There are several tour you can take in the cave. The tour I took this time was called “Vörös-to Tour”. The red line on the map is the course we took this time.
You can check the information here.
Also, I recommend you to contact their office if you get any question. They’ll reply you soon.

The tour was relatively cheap, only 2500HUF(=8€), and for student, it’s half price.

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The entrance of the cave.

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going down..

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Here we are!

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doesn’t it look like pregnant mother?

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Inside the cave, there are lights everywhere and bright enough. Also the road is paved and looked new so you don’t have to worry about the way.

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It’s amazing that all these rocks are formed by nature from 230 million years ago.

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Difficult to see from the picture, but it was about 4-5meters high.

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...head of dog?
hardly believe it is formed naturally.

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looks scary..

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This was one of my favorite place. It was quite big place, as you can see in the second picture. There, you can hear the artificial music from between the rock, and at the same time, you can see the light-up of the rocks.It was fantastic.


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Fin.

It was about 2km,1.5hours walk and really great trip, even though the guide was all in Hungarian and I didn’t understand any single word of them :P
The route was 2km and not short but every scenery was so amazing and I strongly felt the greatness of the nature.

As I wrote above, it is not so touristic place so it might a bit hard to get there.(You have to get the local bus). We took the bus at 6:15AM and got there at 11AM, join the tour from 12PM, finished at 1:30PM, and took the bus to Budapest at 2:20PM. SInce they have only 1bus from this place to Budapest, if you want to go there as a day trip, it’ll be busy time schedule as you can see above.
There’s also lovely village(see following picts) close to the cave, so if you have time, it’ll be also nice to stay there one more day I guess.

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The staff and Hungarian people I met on my way was all quite nice. 
If you are interested in the trip and got any questions, feel free to send me tweet to @708_u.





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08:48 | trip_Europe | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Thu.

失業者にも月20万円--福祉国家デンマークのウラオモテ。

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この前の週末にデンマークに行って参りました。
ベルリンーコペンハーゲンは夜行バスで東京ー京都と同じくらいの時間で
2,000円ちょっとで行けちゃう手軽さ。


さて。
デンマークと言えば童話作家のアンデルセンが有名だったり
社会保障充実、世界トップクラスの幸せな国などなど何かと良いイメージが多いのかなと思います。

間違っては無いと思う。
デンマーク人の友人と話してて、社会保障・教育制度は本当に充実してるんだなと感じた。
デンマークについて感じたことを率直に書いていこかなと思います。

例えば教育制度。
大学は基本的に学費タダ、むしろ在籍しているだけで政府から1ヶ月5000DKK(約8万円)もらえる。
デンマークは物価高いけれど、豪勢な生活をしなければその中でやりくりしていけるみたい。
留学した場合大体のお金が奨学金として支給される。
それが留学しようというインセンティブになるし
デンマークの若い人はほぼ全員英語話せるから言語面での障害も無い。
他によく言われるのは医療制度。
日本では政府から補助は出るけど全額補助されるわけではない。
デンマークでは基本的に全額補助が出る。

それだけ聞くとやっぱデンマークですごいなーみたいで終わってしまうけれど
例えばここに書いてある様に無料ではあるがそれは公立病院に限った場合の話で、その数は少ない。
サービスの良い私立病院へ行った場合結局自分で医療費を全額負担しなきゃいけない。
そういう面もあるみたい。

教育制度に関しては特に批判する気は無いけれど
学部3年+修士2年の5年に加えてもう1年までお金がもらえるらしいので
特に目的も無く大学にとどまる人もいるのだとか。
留年回避に必死になってる人が沢山いる日本とは大違い。

後は、失業した場合の保障が充実しまくりで
職が無くても月20万くらいもらえるんだとかw
デンマークの給料水準は日本より高いけどそれでもこれはかなりの額。
てことで特に仕事を探す気もないぷーたろーが問題になってるらしい。


そしてこれらの充実した社会保障を支えるのが税金で、税金はクソ高い。
消費税が25%、所得税は50%〜。
デンマークの友人も税金が高いことには文句を言ってました。

充実した社会保障を実現するためにはやはりその裏もあるわけで。
やはり完璧な制度というのは無いのだなあと改めて実感。

ただ、やっぱ全体として感じたのは彼らが幸せそうだったということ。
結局表面的の様な感想になってしまって申し訳ないのですが
高い税金はもちろん嬉しいものではないけど、特に学生の彼らは教育という面で
恩恵を受けているのでひたすらに不満というわけではない。
「デンマークは小さい。知的産業で勝負していくことが不可欠だし内需だけでは到底無理。
だから万人が教育制度を受けられるシステムを作るし海外へもどんどん人を出す」
という国の戦略を学生が認識してるのも印象的でした。

所得が増えると所得税も釣り上がるし、例えば自動車の税金も
冗談にならないくらい高くなるので、贅沢なセレブというか
高所得者層はそんなにいない様子。代わりに、中間層は厚い。
デンマークが世界トップクラスな幸せな国と言われる所以は
普通以上の暮らしは保証されていて、その生活の質が他の国より
めちゃくちゃ高いというよりは、人々がそれを「他国はあーだこーだ」
と言わずにそれに満足し幸せを見出しているからなんだろうなと思いました。
日本人は豊かだが不幸だ、と言われたりしますが、欠落してるのは
目の前の幸せを認識することなのかもしれないですね。

まぁまだ幼い僕からすると少し生活がこぢんまりし過ぎてるかなみたいな印象はありましたが。
良い国だなと思いました。

.....


ところでデンマーク人ってなんでそんな英語できるんでしょうね。
基本的にテレビでも映画館でも映画は吹き替えが無くて字幕。
あと学校での英語教育が始まるのが10歳くらいとか。
んーでもそれだけで?
日本人と比較するなら、言語が日本語⇔英語に比べると
デンマーク語⇔英語が圧倒的に近いってのは結構ある気がしますが。
それとも素晴らしい英語教育制度があるのか..?



おわり
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